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歯周ポケットはなぜ深くなる?
歯と歯茎との間の隙間のことを歯周ポケットと呼びます。歯周ポケットは誰にでも存在するものですが、歯周病に感染すると歯茎が下がり、歯周ポケットが徐々に深くなっていきます。深くなった歯周ポケットにはプラーク(歯垢)が溜まりやすく、ブラッシングによる清掃も困難になるため、さらなる歯周病の悪化を招きます。
加齢と歯周ポケットの関係
「加齢によって歯周ポケットが深くなる」と言われることがありますが、加齢と歯周ポケットの深化には直接の関連はありません。歯周ポケットが深くなる原因はあくまで歯周病です。ご高齢の方であっても歯茎が健康なら歯周ポケットは浅いままですし、逆に若い方でも歯周ポケットが深い方もいらっしゃいます。
年齢にかかわらず、歯周ポケットが気になるようになったら歯周病を疑い、適切な検査・治療を受けるようにしましょう。
歯周ポケットの検査
「プローブ」という器具を歯周ポケットに差し込み、ポケットの深さや歯石・出血の有無などを調べます。
歯周ポケットの深さと歯周病の進行度(目安)
- 1~3mm…健康
- 3~4mm…軽度
- 6mm以上…重度
- 6mm以上…重度
※あくまで目安です
深くなった歯周ポケットの治療
歯周病の治療ではスケーリング・ルートプレーニングによって、歯の表面や根元に付着したプラーク(歯垢)や歯石の除去を行って症状の進行を抑えます。しかし、歯周ポケットの深化が進んでいる場合には、通常の器具での処置ができません。そんな時には「フラップオペ」を行い、歯周ポケットを外科的に取り除きます。
フラップオペとは
フラップオペとは、深くなった歯周ポケットが深くなり通常の器具では届かないような場所に沈着した歯石を除去するための手術です。歯茎を切開して歯石や病変部を直接除去し、歯周ポケットの状態を改善します。
治療の流れ
flow 01
手術部位への麻酔
flow 02
検査・診断
flow03
歯肉の切開
flow04