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高齢者の「誤嚥性肺炎」とお口のケアの関係

2026.02.04

食べることは、生きること。誤嚥性肺炎(ごえんせいはいにえん)を防ぐ鍵はお口のケアにあります

こんにちは、三代歯科医院の院長三代知史です。 最近、入院中の方や介護を必要とされる方の間でよく耳にするようになった「誤嚥性肺炎」という病気。実はこれ、私たち歯科医院が皆様と一緒に取り組んでいる「お口のケア」で、リスクを大きく減らせることが分かってきました。

今回は、なぜお口の健康が肺の健康につながるのか、今日からできるポイントをお話しします。

なぜ「お口の汚れ」が肺炎の原因になるの?

本来、食べ物や唾液は食道を通って胃に運ばれます。しかし、飲み込む力(嚥下機能)が弱まると、これらが誤って気管に入ってしまうことがあります。これがいわゆる「誤嚥(ごえん)」です。

  • お口の中の細菌:お口の中には、もともと多くの細菌が存在しています。
  • 自浄作用の低下:健康な時は自浄作用でバランスが保たれていますが、加齢や体力の低下により細菌が増えやすくなります。
  • 肺への炎症:汚れや細菌を含んだ唾液などが肺に入り込むことで、肺に炎症を起こしてしまうのが「誤嚥性肺炎」です。

特に就寝中は注意が必要です。唾液が減り、せき込む力も弱くなるため、気づかないうちに少しずつ誤嚥しているケースがあるのです。

今日からできる「3つの予防習慣」

ご自身で、あるいはご家族と一緒に、以下のポイントを意識してみてください。

1. 毎日の丁寧なケア

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロス、そして「舌ブラシ」を使いましょう。舌の表面の汚れを落とすことも非常に効果的です。

2. 入れ歯は寝る前に外す

寝る時に入れ歯をつけたままにしていると、裏側に細菌が増殖しやすくなります。必ず外して、専用のブラシや洗浄剤で清潔に保ちましょう。

3. 無理のない範囲で進める

介護をされている方は、ご本人が痛がらないよう優しく声をかけながら、少しずつ進めるのがコツです。

プロのケアでさらに安心を

歯科医院では、ご家庭では落としきれない歯石の除去や、飲み込みの状態、お口の周りの筋肉の動きのチェックを行っています。

当院では、地域の皆様が一日でも長く「自分の口でおいしく食べる」生活を続けられるよう、全力でサポートしています。ご本人様はもちろん、ご家族や介護をされている方からの「ちょっとした不安」も、どうぞお気軽にご相談ください。

三代歯科医院 院長 三代知史

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