
こんにちは。三代歯科 院長の三代知史です。
当院では、歯周治療や予防処置の際、歯科衛生士を患者さんごとに担当制にしています。
これは、単に効率のためではなく、患者さんのお口の健康を長期的に守るために欠かせない仕組みです。
なぜメインテナンスが大切なのか
歯周病や虫歯は、治療が終わったからといって「もう安心」というわけではありません。お口の中は常に細菌との戦いの場であり、日々の生活習慣や体調の変化によって環境が変わります。
歯周病は特に再発しやすく、治療後の定期的なメインテナンスがなければ、数年以内に悪化してしまうことも少なくありません。
メインテナンスでは、
- ご自宅でのブラッシングだけでは取り切れない歯石やバイオフィルムの除去
- 噛み合わせや歯肉の状態のチェック
- 生活習慣やセルフケア方法の見直し
を行い、再発を防ぎます。
担当制のメリット
当院では、治療開始からメインテナンスまでを同じ歯科衛生士が継続して担当します。
これにより、
1.細かな変化の把握
前回との比較がしやすく、小さな異変にも早く気づけます。
2.患者さんとの信頼関係
同じ衛生士が担当することで、安心して相談できる関係が築けます。
3.オーダーメイドのケア
生活習慣やお口の特徴を理解しているため、より的確なアドバイスが可能になります。
衛生士の役割は“予防の要”
歯科衛生士は、歯石取りやクリーニングをするだけではありません。
- 患者さんのモチベーション維持
- 効果的なセルフケア方法の提案
- 治療後の経過観察
など、長期的な健康維持を支えるパートナーです。
特に担当制では、衛生士が患者さんの「お口の主治医」のような存在となり、院長である私と二人三脚で健康管理を行います。
生涯、自分の歯で過ごすために

治療を繰り返すのではなく、悪くならないように守ることが、これからの歯科医療の重要なテーマです。
定期的なメインテナンスは、そのための最も効果的な方法です。
私たちは、患者さん一人ひとりに寄り添い、衛生士とともに責任を持ってお口の健康を守り続けます。